ゆるやかな仲間意識,ゆるやかな排他主義

高校時代,市営の体育館に通っていました。
捻挫がきっかけで部活動はやめてしまったのですが,
運動は好きだったので。
主にジムを利用していました。

そこにはいろんな人が通ってきていましたが,
毎日通っている内に見知った人が徐々に増えていきます。

そのジムにはかなり鍛え上げている人,
いわば「sasuke」に出てくるような人が数名いました。
彼らは知り合いではなく,特に話はしないのですが,お互いに筋肉の付き具合やトレーニングマシーンの重りの数などは意識し合っていたようです。

群れることはないが,互いに認め合った人たち。

そんな場に,ひょっこりと素人が入ってくると,
彼らは嫌なオーラを放ち始めます。
「重りをそんなに軽くするなよ」
「早くどけよ」
口には出さないけれど,プレッシャーを与え続けます。
素人は邪魔だと。

そんな彼らを見て,私は思ったものです。
利用料100円の市の体育館なんかに来ないで,
専門のクラブに通ったら?と。