愛ちゃんはなぜオリンピックに出られるのか?

国際卓球連盟(ITTF)は,1カ国2人まで,世界ランキングで上位20位に入っている選手に五輪出場権を与えるとしています。
愛ちゃんは9位,平野早矢香さんは19位と言うことで,
2名のオリンピック出場が内定しました。
日本女子選手の世界ランキング


しかし,どうも腑に落ちないところがある。
愛ちゃんってそんなに強いの?

全日本卓球選手権大会の結果を見ると,
彼女は本当に日本でトップなんだろうかと疑問に思えてきます。

彼女が優勝してきたのは,バンビの部(8歳以下),カブの部(10歳以下),・ホープスの部(12歳以下),カデットの部(14歳以下),ジュニアの部(17歳以下),そしてダブルスです。

女子ダブルスでは,平成14,15,16年に,小西杏とペアを組んで優勝。
混合ダブルスでは,平成16,18年に,坂本竜介とペアを組んで優勝。
小西杏のランキングは世界では86位,国内では4位。
坂本竜介のランキングは世界では147位,国内では13位。

これだけ優勝してきたのは確かにすごいことだとは思うのですが,
一般の部のシングルスでの優勝はありません。
全日本卓球選手権大会
だからなのか,国内のランキングはそんなに高くはなく,現在12位です。
国内ランキング
日本で12位の人が世界で9位。
なんだか変ですよね。

彼女の世界ランキングが高いのはたぶんITTF主催の世界大会によく参加しているためだと思われます。
福原愛戦歴

では,世界大会に出るためには何が必要なのでしょう。そのあたりにマジックがあるようです。
日本で愛ちゃんよりランキングが上の選手は11名いますが,果たして彼女たちは世界大会に出られるチャンスを与えられているのでしょうか。

愛ちゃん自身にはもちろん何の責任もありません。
ルールに則り五輪出場権を得ただけですから。

でも,愛ちゃんより日本ランキングの高い11名,五輪出場権を得ていない10名に不満はないのでしょうか。

卓球女子の出場枠はあと一つです。