リアル世界

ネットはバーチャルリアリティの世界で,
実際に体を動かしている世界はリアル世界などと呼ばれることが多い。

しかし,私はどうもこの表現はしっくりこないんです。

ネットってリアルじゃない?
私にとってはネットもリアルです。

real:真の, 本物の; 実在[存]する

バーチャルリアリティの世界というのは,
例えば,セカンドライフのように,あたかもそれで生活しているかのごときシステムが構築されているネットコンテンツについてのみ使える言葉であり,セイクラブのような世界には不向きな感じがします。セイクラブはあくまで掲示板の延長線上にあります。個人を識別する為にアバターというアイコンが用いられているだけであり,別にここに生活空間があるわけではないのです。

では,いわゆる「リアル世界」はなんと表現するのが妥当でしょう。

肉体を意味するフィジカルを使って「フィジカル世界」,
生のを意味するライブを使って「ライブ世界」,
あるいはモニター上の平板な二次元世界に対し「三次元世界」という表現もありかもしれません。
「オフライン」という言い方もありますね。

ただ,困ったことに言葉は「正しい」という基準だけで使われるわけではないのが現実。
いかに正しい言葉を使おうとも,それを使う人がいなければ,変わり者が使う言葉になってしまいます。
エスペラント語が良い例です。
使える人がほとんどいない世界共通語(笑)


しかし,リアル世界という表現はなんとか変えたい。
この表現によって,「ネットはリアルではない」と考える人が出てきます。
リアルではないから何をしてもいいと勘違いしてしまう。

ネットは夢の世界ではありません。
みんなで同じ夢を見ているわけではなく現実なのです。


さて,皆さんは,いわゆるリアル世界をなんと呼ぶのがふさわしいと思いますか?


私は,「フィジカル世界」「ライブ世界」「三次元世界」を推奨します♪