社会人としての条件

ホームレス,ネットカフェ難民などが話題になっていますが,
彼らは社会人としての最低条件である住所を持っていません。
働く気があろうが能力があろうが,
この社会人としての最低条件を持っていないがために,
なかなか真っ当な暮らしができないでいます。


今回引っ越しに当たって気が付いた社会人としての条件があります。
それは携帯電話の保有
引っ越し屋,鍵屋,ガス屋,不動産屋,宅配便,そしてNTTまでもが,
連絡先として携帯電話の番号を聞いてきました。
携帯電話を持たざる者社会人にあらずという勢い。

29日に引っ越しをして,31日に新しいマンションの電話が開通しました。
つまり29日9:00から31日11:00まで,誰も私と連絡が取れない状態が継続していました。
これは現代社会においてはかなりの異常事態のようです。

携帯電話が普及していなかった15年前なら,「○○日の××時に△△をします」と「約束」をするだけで特に問題はありませんでした。お客の側に何か変更が生じた場合には公衆電話からでも業者に連絡すれば良かった。

いつでも変更できるようになった『約束』。
『約束』が日に日に軽くなっていくような気がしています。

私は1週間前の約束を1週間後に何の問題もなく遂行する,
そんな社会人でありたい。
『約束を守る』,私が最初に挙げたい社会人としての条件です。