Google八分

村八分をもじってGoogle八分
特定のサイトがGoogleの検索結果からはじかれるという物。

Google八分という言葉を作ったのは次のサイトの人らしい。
圏外からのひとこと

何でGoogleはそんなことをするのか。
Googleの社長が説明しています。
グーグル村上社長“Google八分”を語る
以下,↑ページより引用。
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削除を行う1つめのケースは「犯罪にからむサイト」。児童ポルノ,麻薬販売,テロリズム称賛などのサイトである。犯罪にも各国の事情によるものがあり,例えばドイツではナチスを礼賛するサイト,日本では架空口座販売が非合法として削除対象になる。

 2つめはSPAM的な手法によって検索順位を向上させるサイト。古典的な手法では,背景と同じ色のフォントでキーワードを埋め込んでおくサイトなどがある(参考:GoogleのWebmaster Guidelines)。

 3つめは「個人や法人から『このサイトは自分の権利を侵害している』というクレームがあったサイト」だ。権利侵害とは,著作権侵害名誉毀損である。「こういったケースは非常に悩ましい」(村上氏)。「そのような場合,グーグルではまず『基本的には我々のあずかり知らぬところであり,コンテンツの持ち主とお話しください』と答える」(同)。しかし当事者同士で解決しないケースが多く「内容証明付で削除要求が送付されることも多い」(同)。
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1つ目については,人によって判断基準が異なる可能性はありますが,まあ理解できます。何でもありのネット界ですが,犯罪を助長するような内容を紹介するサイトはなるべく遠ざけたい。

2つ目も理解できますね。人気のある検索語を埋め込んでおくサイト。これは排除してくれた方がありがたい。というか,検索サイトさんには是非とも排除して欲しい。

今,問題となっているのが3つ目。Googleは決して公的な機関ではなく営利団体。企業の損となるようなことはなるべくやりたくはないわけで,そのあたりは理解できる。しかし,これに対しはある程度批判的な目を注ぎ続ける必要があります。なぜなら,特定のサイトを排除するとなると,世論の誘導なども可能になってしまいます。例えば,『東京オリンピック開催』で検索したところ,東京オリンピック開催に肯定的なサイトばかり現れたらどうでしょう。Googleユーザーは東京オリンピックに反対するサイトを知る機会を奪われます。世の中ネットだけじゃない,いろんなメディアを通じて知ることができるはずだとの意見もあるでしょうが,やはり大手の検索サイトが恣意的な検索結果を表示する事がないよう,ネットユーザーとしては目を光らせておく必要性は感じるのです。自分でいろんなツールを利用して『情報を得る』事とは別に。

ちなみに今週号のSPA!では,Google八分に遭ったサイトとして以下のサイトが紹介されています。
悪徳商法?マニアックス
麻布オフィス
平和神軍観察会
最先端医療の闇筑波メディカルセンター病院の医療過誤訴訟

※参考
悪徳商法?マニアックスのトピックス