従軍慰安婦問題

この問題はたぶん過去の日記にも書いたと思うけど,
もう一度自分の頭の整理をしてみましょう。
私はこの問題についてどう思っているのか?

まず,頭の中に散らばっている知識を羅列してみましょう。


●戦地に慰安所はあったし,慰安婦も勿論いた。
●国家(あるいは軍)による強制的な慰安婦狩りはなかった。
●「従軍」という形式ではなかったが,国家は業者に慰安所の設営を委託した。
慰安婦集めに関しては業者に責任があり,国に責任はない。
●当時,貧しさから娘を売る親もたくさんいた。
●売春,娘を売ること(奉公に出すなど違う名目があったのかも)については当時は恐らく合法。
●無理矢理慰安婦にされた女性はたくさんいた。
●国家には慰安所の管理責任がある。
慰安所に携わる官僚は,どのようにして慰安婦が集められるのかうすうす感ずいていた可能性はある。


とまあ,いろんな考えがごちゃごちゃしています。

いずれにしても,無理矢理慰安婦にされた女性は可哀相ですね。親に売られた人もいれば,業者に騙された人もいることでしょう。そして今は政治的に利用されている。

で,もし日本国を糾弾するとすれば,それは強制的に慰安婦を連行したなんてところではなく,やはり慰安所の管理責任という点ではないでしょうか?

今も昔も官僚のやることに大差はありません。薬害エイズ問題しかり,最近のタミフル問題しかり。ヤバイと思いつつも,認可・黙認してしまう。追及するとすればそこでしょう。

もっとも,今となっては,何の証拠も残っていないでしょうが。