鯨の肉が余っているとか

ネットでは鯨の肉が余っているという問題でいろんな意見が出ています。
この問題は,朝日新聞の記事から始まったようです。
9月9日の記事で,鯨の肉が余っていることを指摘。
要するに,「日本人はもう鯨を食べない,捕鯨の必要はない」と,言いたいようです。

で,実際に余っているのかどうかというと,まあ,在庫はかなりあるとのこと。流通経路は激減し,値段が高い為に食べる人もそれほど多くはありません。
また,一般の日本人の食生活からはすでに遠い存在になってしまったから,敢えて鯨を食べようと考える人もあまりいないのが現状。

在庫を減らす為には値段を落とせばいいとも思えますが,値段を落とすと需要が上がり,流通経路もできてくる。しかし,その需要にこたえるだけの鯨を捕ることは今の状況ではできません。

ということで,今のところ鯨は特別な食べ物という位置づけにしておくしかないようです。少々在庫がだぶついたとしても。

私はクジラは日本の食文化とまで言うつもりはないですが,自由に捕鯨ができる日が来ることを願っています。


クジラ在庫 「ダブつき」の真相
鯨食ラボ
鯨専門店勇新