ウィニー作者に有罪判決

私らしからぬネタなのですが,以前この問題について書いたことがあるので,チョロッと書いておきます。
前に書いたのは2005年2月11日。その後全くこの件について後追いはしていませんでした。以下再掲。

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この日記でもたびたび書いていますが,
こっそりとやるべきものとしては陰口と不倫があります。
陰口はその対象者にばれないようにやるのがマナー,
不倫も旦那や奥さんにばれないようにやるのがマナー。
そしてさらに大事なのは,自分が陰口や不倫をしていることを
おおっぴらにしないこと。
アンダーグラウンドのことはアンダーグラウンドで消化しましょう。


堂々とやるべきものとして,今回はウィニー問題を採り上げてみます。
ウィニーとはファイル共有ソフトのことで,映像ファイルや音楽ファイルなどを不特定多数の人と自由に交換するのにとても便利なソフトらしい。私はこの手のソフトを使ったことがないので詳しいことはわかりませんが。

で,昨年,このソフトを作った人が逮捕されました。著作権法違反幇助の罪で。この作者の方,最初は現在のガチガチな著作権法に対する挑戦みたいなことを言っていたのですが,摘発されてからは,徐々にトーンダウンして,いまでは,著作権法を踏みにじるような気は全くなかったという主張に変わってきているようです。

判決を待つ身としては,著作権法と戦うシンボルに祭り上げられるのはたまったものではないでしょうが,本当に著作権法に対する挑戦という意味でウィニーを作ったのならば,最後まで初志貫徹して欲しかった。
今回の逮捕理由もかなり怪しいですから,まだまだ戦う余地があったと思うのですが。もともと戦う意思などなかったのだろうか。

ちなみに,堂々と著作権法違反をしろというのではなく,もし現在の著作権法に疑問を感じ,多くの人に著作権法違反をさせ,この問題に一石を投じようとのもくろみがあったのならば,それを堂々と語って欲しいということです。私はその方法は間違っているとは思いますが,気概は買います。

でも,やっぱり実刑判決はきついか・・・。

winny_47_arrested_京都新聞
http://www.wikiroom.com/copyright/?winny_47_arrested_%B5%FE%C5%D4%BF%B7%CA%B9
【支援する会】
http://www.freekaneko.com/ja/index.html

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私の考え方はこのときと全く変わっていません。
「ダイナマイトを発明した人でさえ逮捕されていない」と今回の判決の異常性を批判していますが,もっと著作権法全体について考えられるような,そういう展開に持っていって欲しかった。