中国人留学生の不法就労

中国人留学生は日本に勉強をしに来ています。
しかし,学費や生活費のために,アルバイトをせざるを得ない学生がほとんど。留学生にも「資格外活動」として,アルバイトが認められていますが,アルバイトをする時間には制限があります。具体的には週に28時間。つまり,7時間労働で4日しか働くことができません。これを超えて働いた場合は,法律違反であり,不法就労ということになります。しかし,実際には,週に28時間を超えて働いている留学生はゴロゴロいます。

不法就労をする中国人留学生。

もともと就労目的で来日し,学校にはほとんど出ずにアルバイトに精を出す者もいれば,学費・生活費のためにやむを得ず働く人もいます。学費・生活費で年間200万は必要でしょうから,週28時間を超えて働かざるを得ない。

彼らは,学費を払うために睡眠時間を削り働きます。その結果,勉強の方はおろそかになり,何のために留学しているのか分からなくなっていく。「専攻は何?」と聞かれると,自嘲気味に「アルバイト」と答える留学生もいるくらいです。

今のところ,入国管理局はそういう留学生を放置している状態ですが,その気になれば,大量に逮捕・強制帰国させることもできます。


皆さんはこの現状をどう思いますか?

1.日本は,経済力がある留学生,あるいは勉強ができ奨学金がもらえる留学生のみ受け入れるべきだ。そしてアルバイトは禁止あるいは勉学の時間を減らさないようさらに労働時間を短く制限する必要がある。
(金と能力がある奴しか来るな型)

2.留学生がアルバイトをしないで済むよう,奨学金あるいは留学生宿舎などを充実させるべきだ。
(日本を好きになってね型)

3.労働時間の制限を撤廃すると同時に,大学の出席日数や留学生の収入をしっかり把握すべきだ。
(留学生よ,根性見せろ!型)

それぞれ一長一短ある方法です。
現在も中国人留学生には日中租税条約により租税が免除されるなどの特権がありますが,それでも,不法就労をしなければ,学費・生活費を工面できない留学生がたくさんいます。

私としては,就労目的の留学生を排除したいのはもちろんのこと,学力が一定水準に達していない人も受け入れるべきではないと考えています。日本が好き,日本に来たいという気持ちを抱いてくれるのは嬉しいのですが,気持ちだけでは,結局不幸な結果を招くことになります。留学ブローカーに多額の借金をしたり,日本に来て目的を見失ったり,犯罪に手を染めたり・・・。
そのかわり,日本政府がしっかりした試験を行い,それにパスした留学生に対しては充分な環境を用意してあげて欲しい。学費・宿舎費(食費を含む)を免除するのは当然として,書籍購入のために(現金との交換が不可能な特別の)図書券を配布するなどして,留学生の学習環境を整えて欲しい。

彼らはいつ逮捕されるかわからない状況で留学生活を送っています。