プチ犯罪蔓延社会

愛する人のためには仕方がない

家族のためには仕方がない

会社のためには仕方がない

国のためには仕方がない


人は,これら「仕方がない」を免罪符にして一線を越えてしまいます。

そして

「正義を貫くには少々のリスクは避けられない」
「みんなやってるし」
「法的にはたぶん問題ない」


これらの理屈に支えられ,その行為を継続する。

しかし,この一線は一般人にはなかなか判らないもの。
果たして自分は線の内側にいるのか外側にいるのか。

会社組織に所属した人なら経験があると思いますが,
「これって違法じゃないのかな?」とか,
「法的には大丈夫かも知れないけど,もしこの事実をお客さんが知ったら・・・」
という場面に遭遇することは少なくないと思います。

そんな時には・・・
売り上げのためには仕方がない。
ほかの会社も同じ事やってるし。

という呪文を唱えます。


最近,線を少し越えてしまったものをプチ犯罪と表現する人がいます。
多くの場合,プチ犯罪は黙認されます。
なぜなら,全てのプチ犯罪を取り締まったら警察官がどんなにいても足りなくなるだろうし,社会の動きが停滞してしまう恐れがありますから。
例えば,自動車の制限速度などを厳密に守らせようとしたら社会は大混乱に陥ります。

でも,罪は罪。
警察がその気になれば,いつでも逮捕できるのです。

プチ犯罪が蔓延している日本社会。
誰を逮捕し,誰を逮捕しないのか。
見せしめ?国策捜査

世の中の動きから目が離せません。

離しても別段私の生活に変わりはないけど。(^o^)ハハハ