他人の不幸を喜ぶ

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他人の不幸を喜ぶ感情、男性のほうが女性より強い

[ロンドン 18日 ロイター] ロンドン大学UCLの科学者チームはこのほど、他人の不幸に対し人間がどう反応するかを調べた結果を英科学誌ネイチャーに発表した。男性と女性で明らかな違いが見られたという。
 脳画像技術を使い、脳反応を男女別に調べたもので、同チームは「他人の不幸を喜ぶ気持ち」について神経科学上の根拠が得られた初の研究成果だとしている。
 それによると、好意的に思っている他人が苦しんでいるのを見たとき、男女いずれの被験者の場合も、脳の「共感」や「痛み」と関連する領域に反応がみられた。
 一方、苦しんでいるのが嫌いな人間の場合、女性は好きな人間が苦しんでいたときと同じ脳領域に反応があったが、男性は脳の「報酬」と関連する部分に大きな反応が見られたという。
 同リポート共同執筆者のステファン博士はインタビューで「(嫌いな人間が苦しんでいる場合)女性の共感反応は弱まった。だが共感反応があったことに変わりはない。一方、男性には共感反応は全く見られなかった」と答えている。
 同研究によると、男性は他人の公正さを認識したときに共感反応を示したという。
 ステファン博士は「他人への共感は、これまで考えられていたように自動的に形成されるものではなく、苦しんでいる人に対してどのような感情を持っているかによることが分かった」と述べた。


好きな人が不幸に見舞われた場合には,男女ともに「可哀想に」と自分のことのように同情するが,嫌いな人が不幸に見舞われた場合には,男女には差が出るらしい。つまり,女性の場合は,嫌いな人でも不幸に見舞われれば少しは同情の気持ちが起こるが,男性では全く起こらないと。ただ,男性の場合でも,その不幸が理不尽なものであれば同情の気持ちが生じるらしい。

例えば,ホリエモンが今猛烈に攻撃されています。彼を嫌いな男性はたぶんざまあみろと喜んでいるでしょうが,これが理不尽な捜査に基づくものだと認識されたら,急に同情的に変わる可能性もあるわけです。


さて,この研究結果,正しいと思いますか?
私としては,具体的な実験方法が紹介されていないので,研究自体信用できるものかどうか判断しかねています。とくに「被験者の数」と「他人の不幸の種類と提示の仕方」などは重要。