中国の臓器移植は死刑囚から

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中国はアメリカに次ぐ臓器移植大国です。
なんでそんなにドナーがいるんだと世界が不思議がっていたのですが,どうやらドナーのほとんどは死刑囚だったようです。

記事を見ると,2004年は肝移植が約2700件,腎移植が約6000件で,そのうちの95%は死刑囚の臓器を利用しているとのこと。
アムネスティの発表だと,2004年に中国で執行された死刑は3400件と言うことですが,上の数値から考えると,どうやら実際には1万件近く執行されていたようです。

次に私の翻訳文も載せておきましょう。
クラブに載せてあります。
一番上の記事です←クリック

これを読むとちょっと気になる記述が。
中国には150万人の尿毒症患者がおり,毎年5万人ほどが腎移植を必要としている。しかし,実際に行われている腎移植手術は6000件前後。この6000件には中国人だけではなくかなりの数の外国人も含まれているようです。もちろん日本人も。

日本には中国での臓器移植を推進する団体がいくつかあるようです。

中国国際臓器移植支援センター←クリック
エドワルド海外腎移植サポート←クリック
安信メディカルネットワーク←クリック

自分の家族が腎移植が必要となったら,私もどう行動するかわかりませんが,現在の他人事の立場から考えると,中国で臓器移植するのはちょっと考えた方がいいような気がします。ドナーは死刑囚である可能性が高いということ自体はさておき,その死刑囚は本当は有罪だったのだろうかとか考えてしまいます。また,臓器移植に日本人が殺到するために中国での臓器の値段が高騰し,一般の中国人が臓器移植を受ける機会を奪ってはいないか,そんな心配もしてしまいます。