医療は平等であってほしい

掲示板フリートークに,「難病を抱える女の子が臓器移植をするので,皆さん寄付をお願いします」という募金活動スレッドが立っていました。

募金サイトに飛んで目標募金額を見ると,1億3千万円!
なんでそんなに必要なのか?

内訳ではデポジットがほとんどを占め89.5万ドル(約1億740万円)。
デポジットとは何だろうと思い調べてみると「預かり金」などという説明がちらほら。ならば返ってくるお金なのかと思ったらそうではなく,臓器移植においては前払い金のことを指すようです。ドナーが現れるまでどのくらい患者を待機させることになるかわからない。病院側はとりっぱぐれることが無いように手術費と数カ月分の入院費を先にとっておくわけです。数千万円する手術費も高いし,入院費も高い。ICU(集中治療室)は1日で100万円くらいかかるとか。

しかし,そんな高額な金額でも,金持ちならばすぐにでもアメリカに旅立つことができるのでしょう。もちろんいくらお金があっても手術が成功するかどうかはわかりませんが。

でも,医療においては,結果の平等はなくても,機会の平等はあって欲しい。誰もが同レベルの医療行為を受けられる権利を持つ。そんな社会であって欲しい。