トランスジェンダーとジェンダーフリー

トランスジェンダー(TG)という言葉を聞いたことはありますか?
私は聞いたことはあるんだけど,詳しい意味は知りませんでした。

三省堂の辞書を見ると,
身体の性と自己の認識する性が一致しないこと.TG. *性転換手術を望まない場合をいう.
と説明されています。
となると,当然性転換手術を望む人の名称もあるわけで,こちらはトランスセクシュアル(TS)といいます。

さらに細かくいうと,性に対する違和感はないけれど,女装や男装などをする人がいる。こういう人たちはトランスベスタイト(TV)と呼ばれます。

ただ,最近は,トランスセクシュアルトランスベスタイトも含んでトランスジェンダーと呼ぶ場合が増えているそうです。


よく知らない世界ですから,私はいままでトランスジェンダーの組織とジェンダーフリー推進の組織をいっしょくたに考えていたのですが,よくよく考えてみたら両者には衝突しそうな部分があります。

それは,「男らしさ」とか「女らしさ」について。

前者はこれを大切にします。自分を女だと認識する人は,体は男でも,きれいにお化粧をし,女性の服を着,女言葉を使います。それはもうくどいくらい(笑)自分は男だと思う人は,体は女でも,さらしを巻いて胸を締め付け,髪を短くカットし,男言葉を使ったりします。つまり,彼ら(彼女たち)はセックス(生物学的性別)とは逆のジェンダー(社会的性別)を強調するのです。デフォルメと言うくらいわかりやすく。

それに対して,後者は,一般にジェンダー撤廃の方向で活動していると考えられています。例えば,ランドセルの色をやり玉に挙げ,男は黒で女は赤なんておかしいとか。

何となく共闘していると思ったいた両組織。実際にはどうなんでしょう。
両者に落としどころはあるのでしょうか。

おそらく,ジェンダーフリー推進の組織も一枚岩ではない。
あらゆる男女差を無くそうとする過激なフェミニストから単にジェンダー差別反対の組織まで色々あり,後者の組織とトランスジェンダーの組織は共闘が可能なのかも知れません。

次のサイトはそのことについて色々と詳しく説明しています。
トランスジェンダーの宮崎留美子さんが運営しているサイトです。
ちなみにこの人はセックスは男でジェンダーは女。
その姿に正直私は違和感を感じまくりますがサイトは一見の価値ありです。
宮崎留美子のホームページ←クリック