靖国問題・用語の整理

をしっかりしようと思ったのですが，時間がないので簡単に。

最近，中国の圧力に負け，「Ａ級戦犯を分祀しろ！」なんて声が高まっていますが，「分祀」とはいわば魂を分けて余所でもお祀りできるようにすることだから，これは中国側が求めていることではありません。「分祀」は他の神社でも是非お祀りしたいということですから，神様をより讃えることになります。たぶん。

中国が求めているのは「廃祀」。「廃祀」とはいわば除名。
とりあえず「廃祀」し，あとは新しい施設を作って祀るなり，余所の神社に合祀するなり勝手にしろと言うことでしょう。

それから「遷座」という方法もあるようです。
「遷座」はいわば神様のお引っ越し。
本殿修復のため一時「遷座」するというケースが多いようです。

ただ，遷座の場合はある意味めでたいことだから，夜逃げのようにコソコソやるわけにはいきません。遷座祭などを開くことにもなるだろうし，英霊を讃えていると中国がまた文句をたれそう。

「廃祀」の方は神様に対して非常に失礼なこと。中国は犯罪者なんだから構わないという認識でしょうが，靖国神社は絶対にこの方法は採りません。

靖国神社は結局「分祀」も「遷座」も「廃祀」もしない。
となると，問題は靖国に非ず。すべて首相次第ですね。