死ぬまでにしたい10のこと

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今,見終わったのですが,とても良い作品でした。

2人の子供を持つ23歳の女性が,ある日突然余命2カ月の告知されてしまいます。彼女は,ひとけのない喫茶店で,「死ぬまでにしたい10のこと」を書き留めていきます。

この映画の素晴らしさは,なんと言っても1つ1つの場面がとても丁寧に作られている点にあります。思わず,微笑んでしまう場面,主人公とともに息をすることもできないほど固まってしまう場面,心地よい余韻や胸をかきむしられような切ない余韻の流れる場面,どの場面も監督のこの映画に対する愛情を感じます。

主人公のアンは誰にも病気のことを一切語らないのですが,決して人生を達観しているわけではない。いろんな思いに悩み苦しみながらも最後の2カ月を精一杯生きていきます。

これ以上は語らないことにしましょう。
百聞は一見にしかず。

ただ,邦題がちょっと残念。
狙いすぎ。
ターゲットを若い女性に絞ったのかな?
あらゆる世代に見てもらいたい作品です。