身体障害者との距離感

パラリンピック,やってますね〜。
でも,その放送時間が非常に不満です。
オリンピックの時のように深夜に生放送してくれれば私のような夜行性の人間にはありがたいのですが,昼の2時の放送は非常に中途半端。

日本は現在3つの金メダルを獲得しているようです。
水泳の成田さんが100メートル自由形と50メートル背泳で,
高田さんが陸上車いす5000mで優勝です。
成田さんは通算10個目の金メダル獲得だそうです。
成田さん←クリック

さて,皆さんはパラリンピックをどのようにとらえていますか?
体が不自由な人が頑張っているというイメージかな?
私も最初の頃はそんなイメージを持っていました。
一種のリクリエーションの延長みたいな感じ。

でも,最近は少し見方が変わってきました。
彼らは明らかなアスリートだなと。
大食いのアスリートなどとは訳が違います(笑)♯223を参照♪
車椅子マラソンの土田和歌子さんなんて,
20kmの道のりを車椅子で平均時速25kmで走るとのこと。
私の自転車といい勝負(^^ゞ
私の脚力とはる腕力・腹筋・背筋を持っているのです。
土田さん←クリック

それから,最近はスポーツ用の装具もずいぶん進化しているようです。義足などもずいぶん工夫され,用途に従って色々と付け替えている人もいるようです。

例えば,今回幅跳びに出場している佐藤さんは板バネを利用したような義足を付けています。
佐藤さんのコラム←クリック

パラリンピックは年々面白くなっていきそうです。
ただ,装具の勝負や医療機器メーカーの祭典にならないような配慮も必要でしょうけどね。

さて,タイトルにも書いた,身体障害者との距離感です。
我々はどのように身体障害者に接したらいいのでしょう。
果たして両者の間には何らかの境界があるのか?

私は明確な境界はないと思っています。
ここからここが障害者というのは,社会的な分類に過ぎません。
妊婦さんに席を譲るのと同じように,
財布をなくした人がいれば一緒に捜してあげるように,
困っていれば助けるという程度で充分。

私は以前1メートル前方でさえぼんやりとしか見えない弱視の友人がいましたが,手助けをした記憶が全くありません。ボーリング勝負で勝って(もちろんハンデ無し♪)焼肉をおごらせるなんて事をしてたくらい(笑)

身体障害者と言ってしまうとそこには大きな距離が生じてしまいそうですが,個々の人を見ていけば,それほど距離はないことに気付かされます。