アジアカップではずいぶん楽しみました♪

中国人のブーイングのおかげでずいぶんとサッカーアジアカップが盛り上がりました。これだけ注目されたアジアカップは始めてかも。

今日,ワイドショーに葉千栄氏がコメンテイターとして出演していました。
懐かしかった。彼を始めて見たのはNHK中国語講座。そういえば映画にも出演していたなあ。『帝都物語』で怪しげな祈祷師の役を演じていました。

その葉千栄氏,今回のブーイングにはいたくご立腹の様子。その感情を露わにした怒り方には少し違和感を覚えるほどでした。日本の過熱報道を抑えるために中国人もあのマナーの悪さには怒っているのだと少し演じて見せたのかも。さすがやり手♪

私は決勝戦はしっかり見ることができませんでした。ちょうど夜勤労働だったのです。でも,前半は工場で少し見ることができました。いつもギリギリに出勤してくる中国人もこの日ばかりは早く来て休憩室のテレビの前に陣取っていました。私が顔を出したときは日本が1点リード。とても殺気だった雰囲気を醸し出していました(笑)その状態でガッツポーズを取る私♪日本人1人vs中国人6人。そのピリピリしたムードが面白かった。

さて,ネットの掲示板などを見ていると,今回のことで中国人が嫌いになったという書き込みをよく目にします。そういったコメントを見るとやっぱり中国って近くて遠い国なんだなあと実感します。交流の歴史は古く,日本は様々な中国文化を吸収していますが,今の中国について知っている人はそれほど多くないようです。

かの国はとにかくいっぱいいっぱいの国なのです。すべては不自然なほどに巨大な国土,膨大な人口が原因。人間の素因には何ら問題はないけれど,不自然さをカバーするために不自然な政治を行わざるを得ないのが中国。

21世紀は中国の時代という意見もありますが,私は近いうちに限界が来ると見ています。これから貧富の格差が益々大きくなります。そうなるとフラストレーションは溜まる一方。いままでは反日などでガス抜きをしてきましたが,世界に認められる国になるにはその方法はもはや自国のマイナスにしかならない。それを今回学んだことでしょう。また,消費社会が益々盛んになれば,公害や食品の汚染など,その害は周辺諸国に多大なる悪影響を及ぼすことになるはずです。

中国が安定するには,やはり旧ソ連のように小国が分離独立するのが一番いい。その分け方が一筋縄ではいかないでしょうが。

さて,ネットには日本人と中国人が交流するサイトがたくさんあります。ここ数日は口汚い罵り合いが多いですが,平時にはほのぼのとした交流も数多く見られます。興味のある人はのぞいてみてください。

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