韓国ドラマ・映画が流行る理由

以前から韓国映画は恋愛映画がイイ!と評価していた私ですが,
冬のソナタ』はまだ見ていません。
古くからのファンはそれが流行ると手放しでは喜べないという
ちょいと複雑かつ屈折した心理を見せるものですが,それとはまた別。
単に連続ドラマは長いので,なかなか一本目を見る気にならないのです(笑)

さて,いまの日本で,一体なぜこんなに韓国の恋愛ドラマが流行るのでしょう。私は,韓国の恋愛物にある種のノスタルジーを感じているからだと見ています。
日本はジェンダーフリー教育などの浸透により
年々男女差というものが見えなくなってきました。
「男らしさ」「女らしさ」なども絶滅寸前。
男女の社会的差別をなくそう→社会的性差をなくそう
このような流れにより,女言葉は廃れ,男は「俺は男なんだから」と頑張らなくなってきた。『頑張らなくってもいいんだよ』などという生ぬるい言葉が日本の男をダメにしてきました。

男女の社会的性差を嫌う人もいるようですが,これって突然強制的に作られたものではありません。長い歴史の中で,生物的性差などの影響も受けつつ作られてきたものなのです。その歴史ある性差を現代日本は不自然に変えようと試み,その結果が現れつつあります。

そんな時に現れたのが韓国ドラマです。
韓国ドラマの世界には,男らしい男と女らしい女がまだ生きています。
猟奇的な彼女』のナヨナヨした男の子でも「男なんだから」と女を守ろうと頑張ります。

ヨン様ファンを見ると比較的年齢層が高いように思えます。
ジェンダーフリーなどと言う理屈のなかった時代,
自然に,男として,女として生きていた時代を思い出し,
何かとても居心地の良いものを感じているのかも知れません。

※これは韓国ドラマが流行っている理由の1つを挙げただけで,
 理由はほかにも色々ありますよ〜。