神の名の下に

昨日『マグダレンの祈り』という映画を見ました。
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これはある修道院でのお話しです。この修道院はただの宗教施設ではなく,不貞をはたらいた少女を収容する施設でもありました。しかし,更生施設のように心を入れ替えれば出られるような所ではなく,また刑務所のように刑期もありません。一生修道院の中で労働を強いられ続けるかあるいは修道女になるか,道はその2つしかありません。

修道女たちは神の名の下に,少女たちに厳しくあたり,労働を強います。修道女には絶対服従です。もちろん労働に対する賃金などは一切支払われず,労働で得られた収益は全て教会の方に吸い上げられるというシステム。

私がこの映画を見て感じたのは,修道女たちは神を畏れないのだろうかと言うこと。勝手に神の名をかたり,少女たちに労働を強い,お金を稼ぐ。神の名の下に自己を正当化する修道女は非常に醜悪でした。

こういった施設を要する修道院はすでに閉鎖されてしまったようですが,神の名をかたり,勝手な振る舞いをする人は現在も数多くいます。

その代表がアメリカやイスラエルですね。そしてアメリカの敵であるイスラム教徒もまた同じ穴の狢。神の名の下に彼らは殺人を繰り返しています。

彼らは神を畏れないのだろうか?

私には信仰心は一切ありませんが神を畏れます。
宗教は信じませんが神の存在は信じます。
かなりやっかいな存在として。