中国茶の楽しみ方



中国茶も日本の茶道のようにその淹れ方には作法があります。ただ,日本の茶道についてはよく分かりませんが,中国の作法はあくまで美味しく飲むための作法。

私が使用する茶器は,茶壺(急須),茶海聞香杯,茶杯です。
まず,これらの茶器を茶盤の上に置きます。茶盤はスノコ状になっているので,お湯をジャバジャバかけることができるのです。

まずは,熱々のお湯を惜しみなく茶器にかけます。茶器が温まったら,次は茶葉を茶壺に入れ,お湯を勢いよく注ぎます。勢いよく注げば,茶葉を撹拌され,よく開くようになります。このとき出たお茶はまだ飲みません。洗茶と言って,これは茶葉に着いたゴミなどを落とすための作業なのです。だから,ここで出たお茶は茶海の方にひとまず移します。

で,改めてまた茶壺にお湯を注ぎます。そして,蓋をしたあとに,茶壺全体にまたお湯をかけます。ジャバジャバと。茶海に先ほどいれたお茶もここでかけてしまいましょう。こうすることにより,茶壺の中の茶葉をよく蒸らすことができるのです。

そして,30秒ほど待ってから,茶海にお茶を移します。茶海に移すことにより,濃さは均等になり,また茶葉が茶杯にはいることを防ぎます。

さて,お茶が出きった所で,次は聞香杯に移します。この聞香杯中国茶を楽しむときのおもしろみの一つです。聞香杯は読んで字のごとく,香りを楽しむための茶器なのです。聞香杯にお茶を注いだあと,すぐにそのお茶は茶杯に移し,空になった聞香杯に鼻を近づけ香りを楽しみます♪

中国茶は一杯で二度美味しい!

で,私の場合ですが,この作業は買ったばかりの茶葉でしかやりません。少々古くなってきたら,マグカップにドクドクといれガブガブ飲みます(笑)

細工茶←クリック