障害者を見かけない社会

『リンガー!替え玉★選手権』という映画を見ました。

金儲けの為に知的障害者のふりをして障害者のスポーツ大会に潜り込むお話。


アメリカでは割と知的障害者を題材とした映画が多いです。

フォレストガンプ』:トム・ハンクス
『アイアムサム』:ショーン・ペン
二十日鼠と人間』:ジョン・マルコビッチ
『ギルバートグレイブ』:レオナルド・デカプリオ
アルジャーノンに花束を』:マシュー・モディン

障害者のふりをするということでは『イディオッツ』という映画もはずせません。かなり異色で,見ていて不快になる人もいることでしょうが…。

それから,自閉症では,
レナードの朝』と『マラソン』が有名。


それはさておき,
最近,阿部寛主演の『奇談 キダン』という映画を見たんですよ。
内容はまあ置いておくとして,エンドロールである人の名前を発見してビックリ。

その名は,白木みのる

いわゆるコビト芸人で有名だった人です。
最近全くテレビでは見なくなっていたので,もう亡くなったのかな〜と思っていたのですが,現役バリバリでした。すでに73歳。

そう,昔はコビトといわれる人をテレビでよく見かけたんです。
それがいつの間にかあまり見なくなった。
アメリカでは依然として彼らは映画の世界などで活躍していますよね。

日本では,彼らの居場所がどんどん無くなっているような気がしています。
「障害者を見せ物にしている」という変な罪悪感が彼らの仕事を減らしていきます。

俳優も芸人も格闘技もみんな結局は見せ物なんです。健常者であろうが障害者であろうが。見せ物としての仕事で活躍することにより,障害者は仕事を得,かつより身近な存在になっていました。また,障害者について考える機会も増えます。テレビの事なかれ主義で,生きる世界を狭められた人がどれだけいることでしょう。


さて,さらについでながら,テレビの変な自粛についてもう一つ。
これはこれまでも何度も書いてますが,なんでチンコは良くてマンコはダメなんでしょう。

最近,TOKYO MXの「5時に夢中!」という番組をよく見ています。
木曜日のコメンテイターは小説家の岩下志麻子と新潮45編集長の中瀬ゆかり
特に岩下氏はシモネタが大好きで,番組中チンコ・チンコと言いまくっています。
たぶん,日本で一番チンコ発言が多い番組です。
でも,岩下氏も決してマンコは口にしません。
放送禁止用語になっているから。
なんでダメなんでしょうね。いつも不思議に思っています。