中国では男性が女性より3700万人多い

北京週報

中国共産党中央党学校婦人研究センターの李恵英副主任曰く

「長期にわたる父権制の下で形成された男尊女卑の考え方や、社会保障制度の不備、超音波検査の普及と乱用、この3点が、性別比率の不均衡を招いた主因だ」

主因はまあそうでしょう。
しかし,重要なことが2つ抜けています。

1つは中国の一人っ子政策
中国では一部の例外を除いては子供は一人しかもてません。
子供が一人しかもてないとき,男の子と女の子のどちらを選ぶか。
中国では圧倒的に男の子を欲します。
将来嫁いでいってしまう女の子よりも跡継ぎが欲しいわけです。

そしてもう1つが,堕胎や間引きです。
胎児の性別診断は禁止されているものの,
男の子が是非とも欲しい夫婦は大金を払ってでも診断してもらいます。そして,女の子だった場合は中絶に至るケースが多い。

その結果として男性が3700万人多い社会が形成されてしまったのです。

日本の場合は逆で女性の数の方が多いです。
日本の総人口は12778万人。
女性は6548万人,男性は6230万人です。
もっとも,「女が余っているのか,ラッキー♪」ということではなく,
女性の方が長生きするというだけで,
若い女性が余っているわけではありません(笑)
↓の統計を見ると,50歳未満では男性人口の方が多く,
50歳から女性の方が多くなっていますね。
総務省統計局

女性の方が長生きというのは中国も同じだと思いますから,
結婚適齢期・働き盛りの年代で,
男性が異常に多いということになりそうです。
ホモが増えるか?


※参考サイト
中国ビジネス企業研修
消えた女の子・男の子
バイオホラーなレトロ中国

日米で男児の出生率が減少