言論の自由

最近お友達の孫一さんが「ホロコーストはなかった説」に興味を抱いているようです。私もちょっと前に興味があったのですが,個人では真偽の確認のしようがないのでほっぽり出しておりました。

以前私が愛読していた『マルコポーロ』という月刊誌にこの説を主張する記事が載ったことがあります。結果,『マルコポーロ』は廃刊になりました。タブーに触れてしまったわけですね。

さて,この事件,思想の自由・言論の自由が侵されたと見るか否か。

私は,言論に無制限の自由はないと考えています。
自由が制限されることもある。
では,誰が何にもとづいて制限するのでしょう。
基本的には「社会」が「法律」にもとづいて制限すると思われます。

ただ,「マルコポーロ事件」の場合は特に法律には触れていなかった。ドイツだったら法律違反でしょうが日本ではこれを罰する法律はありません。したがって,言論の自由が侵されたという見方もできるかもしれません。
また,明確に法律に記されないが,世の中には不文律・慣習法というものもあるのだ,「マルコポーロ」はそれに違反したのだという考え方もできるかもしれません。「社会の良識」でしょうか。私はこの件に関し何ら答えは持っておりませんが,興味は持ち続けています。


SayClubの場合も,無制限の言論の自由はありません。
利用規約を逸脱すれば逮捕されます。


私は言論の自由を死守したい。
しかし,言論の自由を守るためには
その社会を構成する人の自制も必要です。