いじめの引き金,自殺の引き金

北海道滝川市のいわゆるいじめ自殺に続き,福岡県筑前町でもいわゆるいじめ自殺が起こりました。

日記♯748でも書いたように,私はこの件に関してマスコミの報道の仕方に疑問を持っています。「いじめ→自殺」を安直に考えすぎている。

福岡県の自殺では,教師が発した心ない言葉がいじめの原因として注目されています。教師が自殺した少年に対し「偽善者」と言ったことが引き金となり,少年はいじめられるようになったとか。

では,自殺の引き金は何か?
私は北海道の件が大きく関係していると思います。
そう,マスコミ報道の影響です。
マスコミ報道によって,「いじめ→自殺」が強く関連づけられてしまった。
少年は遺書に次のような言葉を残しています。

「遺言 お金はすべて学校に寄付します。うざい奴等はとりつきます。さよなら いじめが原因です。いたって本気です。さようなら」

間違いなくマスコミ報道を意識しています。

自殺はいじめ以上に悪いこと。
そうはっきり言える者はマスメディアにはいないのでしょうか。
「自殺は悪いことである」という教育をしなければ,
今後ますます自殺は増えていくことでしょう。

追記:
先ほどスーパーモーニングを見ていた所この話題。
作家の山崎洋子さんが良い意見を言いました。
「昔の教師のいじめはこんなもんじゃなかった。もっとひどいのがゴロゴロいた。子供はそんなことも通して社会の不条理を学んだものです。今の子供たちもそんな教師に負けずに頑張って欲しい」
だいたいこんな内容です。
それに対して渡辺アナは焦ったように言葉を遮りました。
「それは子供たちに対するエールですよね」
渡辺アナは何を恐れているのでしょう。ヤレヤレ