不食の解明

特命リサーチナンタラカンタラで不食に関するリサーチが行われていました。私も以前から不食に関しては興味を持っており,以前この日記でも採り上げた事があります。全文を一番下に再録しておきます。

今日のテレビ番組では,「不食」,つまり物を食べなくても生きていけるメカニズムについて,いくつかの仮説を提示していました。1つが基礎代謝の低下,そしてもう一つが腸内細菌によるタンパク質の合成です。

基礎代謝を低下させる為には「太陽を見つめる」ことが必要。太陽を見つめていると松果体が刺激されメラトニンの分泌量が増える。このメラトニン基礎代謝を低下させる働きを持っているとのこと。基礎代謝が低下する,つまり少しの栄養素でも体を維持できるわけで,燃費が良くなるのです。

夜勤労働者の私としてはちょっとショック。
たぶん普通の人よりメラトニンの分泌量は少ない事でしょう。
だから,基礎代謝量が高いのか?
基礎代謝量が高いと,食糧が無くなった時,真っ先に飢え死にする事でしょう。でも,ダイエットをする時には痩せるのが早い(笑)

腸内細菌説もなかなか面白い。
空気(窒素)からタンパク質を合成する腸内細菌がいるらしく,つまりは呼吸するだけで,タンパク質を得る事ができるということです。もっとも腸内細菌で合成できるタンパク質など微々たるものだろうし,基礎代謝の低下との合わせ技でも,果たしてどのくらい対応できるのものか,まだまだ疑問点も多い。

しかし,ビタミンを作る腸内細菌は知ってましたが,タンパク質を作る細菌もいるとは驚き。ありとあらゆる腸内細菌を保有していたら,本当に不食でも生きていけるかもしれませんね。将来的には,そういう研究が進んで,宇宙開発などで応用される日が来ることでしょう。


※再録
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
人は食べなくても生きていける。

んな,ばかな!

これが正常な反応でしょう。
しかし,食べないことを実践している人がいるらしい。

『人は食べなくても生きられる』
この本を書いた山田鷹夫さんがその人。
ちなみにズートルビの人じゃありません。知らないって?

トンデモ本だと一笑にふすこともできますが,
それなりの説得力があるから面白い。
おそらく,現代人の食に対する罪悪感が,
こういった説を受け入れる下地となるのでしょうね。

食べなくても生きられるという主張に対し,一番大きな疑問は,やはりどうやって細胞を維持するのかと言うこと。栄養素はどうなっているのかと。私はこの本を読んでいないのではっきりしたことは言えませんが,おそらく,空気と光と水+αにより肉体は維持できると主張していると思われます。

確かにビタミンDなど光の関与によって体内で合成できる栄養素もありますが,タンパク質などはどうなるのでしょう?+αがポイントになるのかな?

パッと見たところ,山田氏は今のところこれをビジネスにしようともくろんでいる様子はありません。何しろ食べないんだから,怪しげなサプリメントも売れませんし(笑)今後の経過を見守りたいと思います。

※参考サイト
不食実験
間違いだらけの健康常識