ホームレスが追い出されていましたねえ

私は以前日記でホームレスについて次のようなことを書きました。

♯111ホームレスはどこへ行けばいいか(2004.4.6)

夕方のニュース(バラエティ番組とも言える)でよくホームレスの特集をしています。そこで,疑問に思うのが,日本って,日本国民が最低限の人間らしい生活を送る事を保障してなかったかなってこと。

ホームレスになる前はみんな働いていただろうし,国民の義務を全うしていたはず。ある番組では,生活保護の申請をしに行ったが受理されなかったなんてケースも紹介されていました。

中には,何かやばい事があって身を隠している人やプライドが許さず生活保護を受けない人,手続きが面倒で役所に行かない人などもいるでしょうが,国民の生命と財産を守る義務がある日本国には,なんとか対策を立てて欲しいものです。

さて,ホームレス問題。一つ案を挙げましょう。グリーピアなんて訳の分からないものを作ってないで,ホームレス用の施設を作るのはどうでしょう。年金財団や雇用保険財団などが好き放題に建てた赤字施設がやまほどあります。あれは転用できないかな?国民の生命を守るためならばある程度の出費は仕方ありません。

もちろん彼ら(ホームレス)にはしっかり働いてもらいます。刑務作業のような形が良いのではないでしょうか。矯正局のサイトによると74施設で5万5千人の服役囚が働いているようです。売上は年間約81億円。ホームレスの場合は服役囚と違い自由に外に出る事もできますから,仕事の幅も広がるはずです。ビッグイシューなどの民間団体とも連携できれば,さらに施設の運営は経済的に楽になるはず。
刑務作業←クリック
ビッグイシュー←クリック

中には働けないホームレスもいるかもしれません。でも,それを保護するのが国家の役割であり義務でもあります。本当の意味での国民のための行政であって欲しい。一度住所を無くしてしまうと社会復帰はほとんど不可能です。ホームレス問題をこのまま放置すると国民の心まで貧しくなっていくことでしょう。


比較的ホームレスに同情的な内容です。
今も基本的にはこの考え方に変わりはありません。

ただ,今回の件は,行政側は救護センターを用意して移動を呼びかけていたのだから,ホームレス側の身勝手な言い分は許されない。公共の場に家を造るなんてのは自由でも権利でもなんでもない。

しかし同時に感じるのは,行政側の身勝手さ。今までほっておいたくせに急に移動させるのはいかがなものか。野宿している人が1人でもいればただちに何らかの措置をとるべきです。ホームレスが生活拠点を築いたあとに移動させるのはいろんな意味で問題があります。今もそこかしこで野宿している人を見かけます。彼らを放置してはなりません。

あの支援者ってのも怪しいものです。いったい今までどんな支援をしてきたというのか。支援者ならば,ホームレスに仕事の世話をしたり施設に入るように呼びかけるべきです。何だか,イラクに入ってきたテロリストとだぶります。彼らの目的はイラクを助けることにはなく闘争することにある。