思考力低下
『SAPIO』9/28号の特集は「大学崩壊」。
その中に大学生の思考力低下を指摘している記事がありました。
筆者は埼玉大学教授の岡部恒治氏。
岡部氏は学力低下の例として,ある試験問題を取り上げていました。ちょっと長いですが,その問題を以下に引用します。
問 次のうち正しいものはどれか?推論の正しさだけで判断せよ。
1.多くの社長はモテる。多くの数学者はモテない。ゆえに多くの数学者は社長ではない。
2.モテなくても社長になれる。モテなくても結婚相手がいる人もいる。よって,社長でなくとも結婚相手がいる人もいる。
3.モテなければ社長になれない。芸を持てばモテる。ゆえに,芸を持ってない人は社長になれない。
4.すべての社長はモテるか,数学ができる。数学ができない社長がいる。よって,モテる社長がいる。
5.もし,彼がモテるなら社長になれる。彼はモテない。よって彼は社長になれない。
さて,正解は何番でしょう?
皆さんも考えてみてください。
この試験を受けた数学科の1年生の場合,
正解者は1人もいなかったそうです。
しかし,これって,思考力の低下というよりも,慣れの問題のような気がするな〜。この手のゲームをしょっちゅうやっている人ならば,思考力云々は抜きにして簡単に正解を言い当てられるような気がします。
ちなみに私は外しました。
正解はズーーーっと下の方に書いておきましょう。
正解は4番だそうです。
私は5番だと思った(^^ゞ
必要条件だか十分条件だかの話だと思うのですが,
私の頭は数学を受け付けないので降参♪