国家の適正サイズ

たまに覗いている極東ブログというサイトに面白い話題が出ていました。

国家の適正サイズです。普通は国土面積との絡みで人口密度などを考えて適正サイズを論じるところでしょうが,ここでは国土面積についてはあまり触れず,人口のみに注目しています。

いったい国家というのはどの程度の人口が運営に最適なのだろうか。
筆者はこのような問題提起をし,
結局,2000〜4000万人くらいが適正であろうと結論づけます。
国土や資源などを無視して人口のみに注目する視点は斬新です。国家が統治できる適正な人口というのがもしかしてあるのかもしれない。読んでいるうちにそんな気がしてきました。

この適正人口を超すとおそらく何らかの安定装置が必要になってくるのでしょう。例えば,中国の場合は皇帝による独裁とか共産党の独裁など力による統治,アメリカの場合は自由と民主主義というスローガンによる統治という感じになるのかも知れません。

では,日本は?
日本も大幅に適正人口を超えています。
しかし,他の国に比べるととてもまとまっています。なぜか?
天皇の存在が大きいのか,はたまた島国の特性か?
他国から見ると,ひょっとしたら気味が悪い国に見えるかもしれませんね。

参考までに世界各国の人口を列挙してみましょう。
いろんな統計が出ているでしょうがそのうちの1つです。
2003年度のものです。

1.中国:13億420万人
2.インド:10億6546万人
3.アメリカ:2億9404万人
4.インドネシア:2億1988万人
5.ブラジル:1億7847万人
6.パキスタン:1億5358万人
7.バングラデシュ:1億4674万人
8.ロシア:1億4325万人
9.日本:1億2765万人
10.ナイジェリア:1億2401万人
12.ドイツ:8248万人
19.タイ:6283万人
20.フランス:6014万人
21.イギリス:5925万人
22.イタリア:5742万人
26.韓国:4770万人
29.スペイン:4106万人
36.カナダ:3151万人
45.台湾:2260万人
49.オーストラリア:1973万人
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?ツバル:10900人
バチカン市国:792人

792人の国って・・・
まあ,バチカン市国はかなり特殊な国なのでしょうが,
国って一体何なんかわからなくなってきます(笑)
ちなみにツバルの通貨は豪州ドル,バチカンはユーロですね。
両国ともに国軍を保有していません。