自殺は割りに合わない

「本当にあった愉快な話」という漫画雑誌を知っていますか?
今日はその恐怖スペシャル版を買ってきました。

とくに目を引いたのが,ひぐらしカンナさんの漫画。
「見えるんです」というタイトルの漫画で,霊能者とともに心霊スポットをまわります。で,今タッグを組んでいる霊能者がなにやらものすごい力を持っている人らしく,次から次へと怨霊を成仏させていきます。

呪術で人を殺した700年前の神主でも,生首を飛ばして人々をおどかしている武士の霊であっても,その苦しみを取り去り,成仏させてあげます。しかし,そんな彼でも決して成仏させない霊がいます。

それが自殺者の霊。

彼はこう言います。
「自殺者は救わん!!己の心がヨーワーイ!!
 苦しかったら自分だけ逃げればいいって楽に考えているからな。
 お前らの家族はどんな思いをした?」
そして
「地獄で500年修行してこいや!!」
と言って強制的に地獄に落とします(^^ゞ

自殺を考える人にとってはこの世がまさしく地獄でしょうが,地獄に落とされたんじゃたまったものではありません。しかも500年。この世が生き地獄という人でも,生きていればたま〜に楽しいこともあるでしょうが,地獄はきっと常に地獄。

人生というヤツはある意味修行のようなもの。私は地獄で500年修行するよりも,この世で80年くらい修行する方を選びたい。

ちなみに,この霊能者は意地悪で自殺者を地獄に落とすわけではなく,霊のためを思って地獄に落とすようです。つまりは愛の鞭。この世で亡霊となってさまようよりは,地獄でしっかり修行し直せと言うことなのでしょう。心が弱いから,もはや強制的に修行させないと救いようがないと。

さて,この話,あなたは信じますか?