他人に多くを求めるということ

最近,ホムピィでもちょくちょく書いている「陰口」というものも,他人に多くを求めることの1つの現れです。

「こういうことはやめて欲しい」「こうして欲しい」。自分の趣味・嗜好と一致しない他人の行為をなんとか自分が不快に思わない程度に改めて欲しいと人は願います。

では,他人に多くを求めるということは果たして悪いことか?
必ずしもそうとはいえないと私は思う。
他人に多くを求めるその根底には,他人に対する興味や期待があるのです。

人は,誰しも,他人に必要とされたがっています。
自分の存在価値を自分で測れる人はほとんどいません。
必ず他人の視線によって自分の存在価値を確認します。

その評価はさておき,誰からも興味を持たれず,期待されないというのは実に寂しいことです。
逆に,誰にも興味が持てず,期待もしないというのも,感情的な潤いに欠けます。


あれこれと口うるさいけど情の深い人,他人の行為に寛容だけどとても冷めている人,皆さんはどちらのタイプの人が好きですか?どちらのタイプの人と友達になれますか?