共産主義と社会主義

皆さんは共産主義と社会主義の違いってわかりますか？

私はわかりません（笑）

というわけで，ちょっと質問サイトを探検。

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社会主義というのは要するに，元々個人主義に対する語で，経済活動を中心に，個人の自由に任せるのではなく，国家が統制する社会制度って感じがしますね。計画経済ってヤツですね。貧富の差がない平等な社会を目指しているようです。成功した国はないけど(^^ゞ

で，共産主義の方は社会主義の一派であり，私有財産をも否定する完全なる平等社会を目指します。もちろん人間の上下関係・階級などと言う者も存在しません。

社会主義は「能力に応じて働き，労働に応じて分配する」という社会であり，共産主義は「能力に応じて働き、必要に応じて分配する」という社会です。

社会主義の「労働に応じて分配する」というのもなかなか微妙。労働の肩書きによって分配するのか労働の結果によって分配するのか。おそらく，労働の肩書きによって分配するというのが実情。だから，中国などの社会主義国家では，どんなに頑張っても給料は変わらないから労働者はみんな頑張りません。

社会主義って性善説を信じる人が作った社会制度なのかも知れません。人間は自分のためではなく公のために頑張るものだという前提がなければこの制度は成り立たないのですが，残念ながら人間はそんなに立派な生き物ではありません。

そして，社会主義のさらに上を行くのが共産主義。
「必要に応じて分配する」という表現を見ると，労働と報酬が直接結びつかない社会のようです。衣・食・住など全てが共有財産であり，個人の所有を認めない。能力に応じて働き，その労働に対する対価を一切求めない。実現できれば本当に素晴らしい社会です。しかし，他国とのつきあいもあるし，誰かが外貨などの財産をコントロール必要がある。その誰かに誰がなるかでこの社会は天国にも地獄にもなりうる。

日本ではヤマギシ会という団体が，共産主義社会に近い活動を行っています。例えば，どこかにお出かけする時は，共有の洋服を借りたりするそうです。私はこの団体に賛成でも反対でもありませんがとても興味をもっています。でも，入る気はありません。私もまだまだ物欲がありますから（笑）