重慶で日本サッカーにブーイング

夜勤労働者の私は昼間に睡眠をとっています。
今日はなにやら近所が騒がしくて眠れません。
というわけで,ボーっとしながらサッカーアジアカップについて。

日本チームがすごいブーイングを受けています。
特に君が代が流れようものならそのブーイングは歌をかき消すほど。

さて,このブーイングの原因について,中国の反日教育だとか,
重慶日中戦争において日本軍が空襲した地だとか,色々言われておりますが,私はそのほかの要因の方が大きいと思っています。

そのほかの要因というのはストレス発散!

西安とか重慶は中国においてはかなり中途半端な土地柄です。
かつては歴史の表舞台で名をはせた地域ですが,現在は経済状況があまり宜しくなく,ちょいと陰に隠れている存在。

上海など沿海部が年々豊かになり,成功者がとっても目に付きだした昨今,重慶の人々はそのフラストレーションのもって行き場が無いのです。

もちろん政府批判なんてできません。政府を批判するようなデモは禁止されており,やれば国家転覆罪などで逮捕です。でも,日本の批判ならば好きなだけ,思う存分できるのです。国家のお墨付きがあります。日本人にとっては迷惑この上ないですが。

つまり,あのスタジアムのブーイングは「反日感情」から出ている行為というよりも,フラストレーションの発散のためと考えた方が近いのです。一種のお祭り,夏祭り♪だから,ブーイングをしている中国人の顔などがアップになるととても楽しそうに笑っている人が多いのです。

しかし,他国の国歌を侮辱するような行為は中国人の為にならないですね。礼儀をわきまえない国民だと世界的な評価を下げるだけ。
せめて北朝鮮の美女軍団のように,黙ってそっぽを向くくらいにした方がいい(笑)

中国人の思考はとてもドライ。自分の得になるかどうかがすべて。ブーイングが得にならないと悟ればすぐにでもやめることでしょう。だから,日本人はあのブーイングについてナイーブに考えたり,怒りに打ち震えたりする必要はありません。「ったく,しょうがないなあ」と軽く流しましょう♪