天安門事件15周年

1989年6月4日,中国で天安門事件が発生しました。
果たして何が事件だったのか?
中国政府は一部の暴徒が人民を煽り国家転覆を企てたと見ており,
多くの中国人も表面的にはこの考え方を指示しています。
それに対して,民主活動家たちは,人民のための軍隊が人民を殺し,民主化を武力弾圧したことが事件の本質であると考えています。

きっかけは胡耀邦の急死でした。追悼に続々と人が詰めかけ,それがいつの間にか民主化運動へと変化していきました。私はその変化を目の当たりにしていました。そして15年前のあの日,お祭り騒ぎが一夜にして惨劇となったのです。



当時運動の中心人物だった人々は,現在は海外でそれぞれの道を歩んでいます。リーダーのウーアルカイシ氏は台湾のテレビで活動,ヒロイン的存在だった柴玲氏はアメリカでネット会社を起業。王丹氏は民主化運動を継続しているようです。

あの事件は一体何だったのか。
私もいまだに答えを出せないでいます。

※参考:ヤフーニュース