値段が決まっている商品&投げ売り

1.値段が決まっている商品

皆さん,再販制って知ってますか?
正確には「再販適用除外制度」と言います。
要するに「製造販売者が小売り段階での売値を指定できる制度」です。
独占禁止法では上記の行為を禁止しているのですが,
例外として,小売り段階で安売りなどができない商品があるわけです。
その商品には,私が知っている限りでは,
新聞,書籍,音楽CDがあります。
この3つの商品は(基本的に)製造販売者が売値を指定できるのです。
書籍の場合は出版社が値段を決め,書店は安売りができないという仕組み。
もっとも「売値を指定できる制度」というだけで「売値を指定しなければならない制度」ではないし,最近は,再販制の見直しという動きも出てきているので,今後は書籍の安売りも徐々に増えてくるかも知れません。

ところで,何でこの3品目だけ,再販制適用になっているんでしょうね?

電器製品などは同じ商品でもお店によって値段がバラバラです。
でも,消費者としては何となく納得できます。電器製品って割と当たりはずれがあるから,
同じ商品と言っても全く同じとは言い難い部分がある。

その価値が全く同等にコピーされているという点がポイントなのかな。

絵画の世界ではリトグラフとかシルクスクリーンなど,いわゆる版画という物がありますが,
この版画も全く同じものは作れないことでしょう。
だから,値段が違ってもそれほど違和感はありません。
もちろん絵画商法は問題外ですが(笑)

2.投げ売り

給料明細を見ると,雇用保険とやらが毎月引かれていますね。
まあ,急に職を失ったときに,いくらか給付してもらえるのだから,
便利な制度ではあります。
が,お上ってやつは大量にお金が集まるとろくな事をしません。
バブル崩壊の頃は農林中金がめちゃくちゃしましたねえ)
お金が集まると,運用しなければいけないと考えるのか,
天下り先を作らなきゃいけないと考えるのか,やたらにいろんな施設を作ります。
で,何の計画性もなく作るものだから次々に破綻。
ほっておいたら,赤字がふくらむばかりなので,
結局,投げ売りせざるを得ない状況になってしまうのです。
ここを見ると,
6700万円で作った物を10万5千円で売るなどしているらしい(^^ゞ
スパウザ小田原にいたっては
455億円で作った物を8億数千万円で売るらしい。約446億円の損失とのこと。
これだけあれば,どれだけ失業者が助かることでしょうねえ。
年金財団の方もいろいろやってくれています。
グリーンピアとかなんとかいろんな物を作ってますが,どこも経営は思わしくありません。

お上よ,頼むから何もしないでくれ。
それから天下りを繰り返し,何度も退職金などをふんだくった国賊は財産没収!


今週はちょっと疲れ気味の李徴でした。m(__)m