SayClub管理側にも問題はある

最近の荒らしに関し,掲示板のフリートークでは様々な意見が出ています。Sayの無策を批判するものもあれば,Sayを擁護する意見も。

ここでは,今回の件に関するSayの問題点について書きたい。

今回の問題は,ホームレスの追い出し,不法滞在外国人の国外退去などと似ている所があります。

つまり管理者の対応が遅すぎるという点です。

しっかりした小屋を建て家財道具を充実させたホームレスの追い出し,結婚し子供もでき日本に生活基盤ができた不法滞在外国人の国外退去命令等々,ホームレスや不法滞在外国人が悪いのは当然なのですが,ちょっと対応が遅すぎやしませんかと私は思う。なぜ,立派な城を築く前に追い出さなかったのか,なぜ,生活基盤を築く前に摘発しなかったのか。行政の怠慢を感じます。

さて,SayClubです。

SayClubにはタグ職人と呼ばれる人々がいるようです。私は興味がないし,そういう人のホムピィに行くと何をされるかわからないので行かないですけど。

彼らは,一斉足跡タグやら日記を増やすタグやら広告を消すタグを作ってきたようです。しかし,そのようなタグを作り,またほかの参加者に配布を始めてもSayClubは何も言わなかった。何の対応も取らなかった。当然の事ながら,タグ職人はこれを「黙認」あるいは「許可」と判断し,「こんな事もできる」「あんな事もできる」と次々と新しいタグを作り公開していきました。それが今回の事件につながったと私は見ています。

SayClubは,一斉足跡タグや日記を増やすタグや広告を消すタグが出回ってきた頃に何らかの意思表示をすべきだったのです。例えば,利用規程の「第8章 禁止行為・12項」に基づき,注意勧告をすることもできたはず。

SayClubが何も言わなかったために,様々なタグがSay利用者の間に広がりました。

充分広がった頃,Sayはやっと動きました。
つまり8月22日のお知らせ「#432. tofuclub.comのタグがご利用いただけないお客様へ」にあるように一部のタグを使えないようにしたのです。

しかし,対応はすでに遅すぎたのか,あるいはSayの対応に対する報復なのか,8月27日に荒らしの第一波が来ました。そして,9月9日の第二波。

対応が遅すぎると反発が強くなるのは当然です。すでに立派な家を建てているのに,取り壊すと言われて「はいそうですか」と素直に受け入れられる人はそう多くはありません。

攻撃を受けたSayClubが被害者であることは間違いありませんが,ホームレスや不法滞在外国人を放置した行政と同様,非はSayClubにもあります。8月31日にあわてて宿題をする小学生ではないのですから,危機管理はしっかりしてもらいたい。


注:タグ職人をホームレスや不法滞在外国人と同列に論じていますが,管理される者と管理する者のあり方という点において両者に類似性を見いだしているだけであり,タグ職人を犯罪者と述べているわけではありません。