訪問すれば好きになる国・嫌いになる国

日本青少年研究所が,日米中韓の高校生7000人を対象に意識調査を行いました。

↓は調査結果ですが(pdfファイル),
調査結果
私が興味を持ったのは「その国のことが好き」かどうかの設問。

「日本が好き」と答えた諸外国高校生の割合は以下の通り。
アメリカ:45.2%
中国:24.5%
韓国:24.0%

上のpdfファイルにはなかったのですが,訪日経験がある高校生の「日本が好き」の割合は次のような結果になるそうです。
アメリカ:65%
中国:49%
韓国:40%

友好度がぐっと上昇します。つまり,日本は訪問すれば好きになる国と言えそうです。

逆に,日本人高校生が各国を好きと言った割合は以下の通り。
アメリカ:40%
中国:10%
韓国:17%

しかし,残念ながら,訪問したことがある人が,アメリカをより好きになるのか,中国をより好きになるのか,韓国をより好きになるのか,その調査結果を見つけることは出来ませんでした。

中国を訪問したことがある私としては,中国は訪問すると嫌いになる国の代表だと思います。留学したばかりの時は仲間と集まっては中国の悪口ばかり言っていました(笑)ただ,滞在期間が長くなれば,いろんな人と出会い,印象はずいぶん変わっていきます。国全体としての印象は悪くても個人の顔が見えてくる。

訪問すると好きになる日本としては,中国や韓国からの留学生をさらに受け入れるようにした方がいいと思うし,逆に中国や韓国へ留学生を送り出し,彼らの顔をしっかり見てくることも大切だと思います。

もっとも留学生受け入れに関しては今の制度のままではいけません。留学のための試験をより厳しくし,学校での出席率にも目を光らせる。そして,学費や生活費などの補助を拡充し,不法就労を防ぐ必要があります。

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