田原総一郎と岡本行夫が香港で討論

ちょいと古いネタになるんですが,田原氏と岡本氏が中国で討論番組に出演しました。靖国問題や教科書問題,さらには日中戦争など,日中間に横たわる問題がテーマ。

私としては両氏に対する不満が残る番組となってしまいました。
とくに田原氏が日本人の代表のような口ぶりで話していたのが気にくわない。岡本氏も日本に『三光作戦』があったかのような表現をしていたのがちょっと引っかかりました。とはいえ,中国での討論ともなるとホストのことも考えるとあのくらいが精一杯なのかも知れません。それから岡本氏のODAに関する説明は良かった。中国側はほとんどは有償援助であり中国は利子を付けてしっかり返していると主張したが,岡本氏は利子をかなり低く抑えてある。これは無償援助と同じくらいの意味があると説明。

で,私は今回の番組オフィシャルサイトをちょっとのぞきに行き,きまぐれで書き込みをしてきました。中国語で。

内容は次のような感じ。

みなさん,こんにちは。私は日本人です。今回の討論は多くの日本人も興味を持って視聴していました。しかし,残念なのは日本側の出席者の意見が日本人を代表するものではなかったこと。彼らは日本政府の見解を話したに過ぎません。とはいえ,このような試みは結して無駄ではないと思います。有用です。今後もこのような交流を続けていくことを願っています。

この書き込みに対し中国人から返信が付きました。
(以下引用文の翻訳は全て李徴)

A.すばらしい。

B.では多くの日本人が考えていることを紹介してくれませんか?

C.日本の右翼が中日友好の障害となっているのです。あなたが本当に日本人なら,是非とも日本の右翼をおさえて下さい。日本の右翼が壊滅すれば,中国の反日勢力も自然に消滅するはずです。

これらの返信に返事を書こうと思っていたのですが,何しろ中国語ですから,なかなかその気になれずに放置しておりました。そうこうしているうちに,何だかやたらに投稿が増えていてビックリ。次のような投稿が入っていました。

1.中国人は最も優秀な民族だ。これは誇るべき事だ。しかり驕りはいけない。

2.我々中国人は黄色い皮膚・黒い髪・黒い瞳をもつ。これは成熟した人類であることを意味し,あのサルのような白人とはわけが違う。かつての中国の文化と軍事力を思い出して欲しい。一体どこの国が我が国に対抗できたか。しかし清代にいたって・・・・。

3.華民族は炎黄子孫(炎帝黄帝の子孫)である。我々はこの叡智を広く示し,我々の未来,そして世界平和の為に前進しなければならない。唐朝の頃のように日本を我々にかしずかせなければならない。我々中国人は世界で最も聡明で最も優れた知恵を持つ民族なのだから。

4.我々はみな黄色人種であり,海を隔てた隣り合った国に住んでいる。それなのになぜこのようにいがみ合う必要があるのか。中国の智慧は・・・おそらく中国の歴史を勉強したことがある日本人なら解ると思うが,中国の落伍は清政府の失政により始まった。清朝がもし改革を実行し,科学的な道筋を走っていたなら,今現在のようにアメリカに後れを取ることなどあっただろうか?あの時中国が選択を誤らなければ,アメリカはいまだに中国の乳を吸う赤子だったはずだ。

5.日本人は口々に大東亜の繁栄などと言う。馬鹿を言え!同じ黄色人種だというのになぜ他のアジア人を軽視する。黄色人種同士で争うべきじゃない。この聡明な黄色人種同士で団結したら,世界制覇だって夢じゃない。そう思わないか?アメリカ人が何だって言うんだ。欧米人なんて我々中国人,もとい黄色人種の足元にも及ばない。我々がすでに存在していた時,アメリカ人はDNAさえ存在していなかった。

6.日本人は確かに頭がいい。しかし,激しやすくこらえ性がない。それから日本人は全くもって間抜けだ。世界で最も恥ずべき物は何か考えたことがあるか?世界で最も未成熟の人種である白人が世界に覇をとなえている。彼らの皮膚は赤ん坊のようだ。そんな未成熟の人種に成熟した人種である中国人,もとい黄色人種が支配されている。日本人は本当に間抜けだ。いつまで白人の足元にひれ伏しているのか。


いや〜,強烈かつスパイシーな民族主義にあてられ,
返信をする気力が無くなってきましたよ(笑)
ちなみにラスト5つの投稿は同一人物ですね。

とりあえず,スパイシー民族主義は無視して
最初の投稿には返事をするつもりでいます(^^ゞ