優等民族と劣等民族

今,中国人応援団による日本サッカーチームへのブーイングがホットな話題になっています。そして,ネット上では「中国人は○○」だとか「××」だとか,いろんな意見が飛び交っています。

また,中国人はよく『偉大なる中華民族』なんて言ったりします。一体どのあたりが偉大なのかは定かではありませんが,国威発揚としてこの言葉はいくらかの効果はあるようです。

さて,果たして,日本人と中国人に能力的な面で何か違いはあるのでしょうか?人間はみな平等であるという教育を受けてきた日本人ならば,同じ人間だ,何の違いも無いよと答えることでしょう。しかし,そこで思考停止してはならないというのが私の考え。違いはあるのです。といっても生まれながらに遺伝子レベルでどちらかが優秀とかいうことではなく,あくまで後天的なもの。

最も重要な要素は教育です。それから政治体制も見えづらいものの人間の思考に少なからざる影響を与えます。常に生命を脅かされるような政治体制下では,人間は生き残るためにしばしば自ら己の生命を脅かす対象の考えを自分のものとして受け入れます。このような後天
的なものの影響により,人間はある事態に遭遇したときの処理方法やその能力が間違いなく違ってきます。もちろん,中国人が優秀だとか,日本人が優秀だとか言うつもりはなく,それぞれ育った環境により,得意分野と苦手な分野があるだけです。

そこで,ふと考えてしまいました。

ひょっとして,生まれながらに優秀な民族というのはあるのかもと。別に私はアドルフ・ヒトラーを支持するわけではありませんよ(笑)黒人の運動能力を思い出したのです。概して黒人の運動能力は優れています。骨格も違います。つまり,肉体に関しては民族間に明らかな優劣がある。もちろん黒人が最も優れた肉体を持つというつもりはありません。筋骨は優れていても内臓が弱いかもしれないし。

では頭脳はどうでしょう?もしかしたら,先天的に優れた頭脳を持つ民族というのがいるのでしょうか。一歩誤れば危ない思想ですが,可能性としてはあり得る。記憶力が優れた民族,発想力が豊かな民族,愛情深い民族,失恋に強い民族,いろいろいありそうです(笑)

しかし,結局,何もかも優れた民族というのはたぶんいないでしょう。
どの民族も一長一短。

国により,民族により,それぞれの特性があり,違いがあることは確かだけど,「優劣」というものはない。違いを認め合い,悪い部分はお互いに直しながら,どの民族も共存共栄していきたいものです。